長月研究所の日記

鉄道をはじめとする交通や、旅行のことを中心に書いています。月1更新が目標。

群馬県内の八高線 朝の通勤ラッシュがすごい【群馬藤岡→高崎】

久々の満員電車シリーズです。今回は群馬県最大の都市、高崎からお送りします。

八高線群馬県内のJRで唯一電化されておらず、2ドアのディーゼルカーが走っており、輸送力は高くありません。高崎発の終電は22時台に終わってしまいます。首都圏有数のローカル線として名高い八高線ですが、朝の通勤ラッシュがすごかったので紹介させていただきます。

 

始発の高崎線で下り、倉賀野から7時13分発の2両編成で群馬藤岡へ。この列車は県境を超えて少し走った児玉で折り返す列車で。今は空いていますが、折り返した後の高崎行は通勤通学客を満載していることでしょう。

八高線車内の路線図です。無人駅が目立ちますが、主要駅は駅員を配置しているようです。駅員を一部時間帯のみ配置している駅も多数ありますが、群馬藤岡(と倉賀野)は終日配置であり、八高線内での重要性がうかがえます。

群馬藤岡に着きました。自分含めおそらくけっこうな数の乗客がここで降りていきました。

朝の静かなローカル駅の雰囲気は良いですね。

時間があるので駅周辺をぶらぶら。きれいに整備された市街地を、ワンボックスカーのコミュニティバスが走り去っていきました。

駅前に戻ってきました。送迎用と思われる自動車が何台も発着しています。

7時43分の高崎行2両編成で戻ります。ホームに着くと、すでに大量の乗客が。2ドアなので乗車に時間がかかっています。

2枚目は北藤岡発車後

ドア付近にかなりの乗客が溜まっています。東京都心ほどではないですが、かなり混雑しており、満員電車状態になっています。立客は学生が多いですが、座っている客のなかには会社員らしき服装も目立ちます。

八高線はほぼすべての列車がワンマン運転ですが、乗務員室には運転士のほかに指導役と思しき男性が乗車していました。新人研修でしょうか。

車窓に新しい住宅地や駐輪場が見え始めると、北藤岡に到着。数名の高校生が降り、それを超える人数が乗車してきました。

次の倉賀野では乗降どちらも多数ありました。さすがに次の電車を待つ乗客もいましたが、それでも2両の列車に乗り込む乗客の姿もありました。高崎線なら10両もあるしきっと座れることでしょう…

倉賀野も見どころの多い駅です。旅客駅としての規模は小さいですが、駅構内では貨物列車の入換や留置も行われています。ホームにはJR貨物の休憩所もあります。

高崎に到着。八高線専用の切り欠きホーム、3番線に到着。ホームが一段低くなっています。

8時06分着の両毛線6両編成も見てみましたが、八高線ほどの混雑は見られず、せいぜい立客が多数いる程度のようでした。他の電車も概ねそんな感じでした。

八高線の場合2ドアで詰め込みが効きにくい構造であること、編成も最大3両と短いこと、高崎への集中した利用があること、他路線に比べ本数が少ないことが要因として大きいのではないかと思いますが、どうでしょう。高崎線直通の10両も走り、それ以外も概ね3両~6両の編成で走る上越両毛線に比べると、輸送力は比べ物になりません。本数を増やさずとも、せめて3ドアの、関東では久留里線水郡線で使用されているキハE130系を入れれば改善されそうな気もします。

 

以上、八高線の通勤ラッシュレポートでした。予想外の混雑ぶりに驚きましたが、日本有数の自動車王国であるにもかかわらずこれだけの利用(しかも、通学のみならず通勤まで)があるのは素晴らしいことですね。お読みいただきありがとうございました。

 

///試験的にサムネイル画像を簡単に作ってみたが効果のほどは如何に…