長月研究所の日記

鉄道をはじめとする交通や、旅行のことを中心に書いています。月1更新が目標。

第3回新金線旅客化祈念号宇都宮ツアーでライトラインに乗りに行く

こんにちは。今回は、団体列車で宇都宮に行き、LRTに乗った話を書きます。

去る10月29日、葛飾区の市民団体「新金線いいね!区民の会」の主催により、両国~宇都宮~上野の経路で団体列車「第3回新金線旅客化祈念号宇都宮ツアー」が運転されました。使用車両はE257系5000番台のOM-93編成、9両編成の全席指定でした。

shinkinsen.com

新金線(しんきんせん、またはしんかねせん)は正式には総武線の貨物支線で、新小岩駅の近くにある新小岩信号場駅で総武線の本線から分岐し、常磐線の金町との間を結んでいます。今は1日数本の貨物列車が行き来するだけのローカル支線ですが、南北交通に乏しい葛飾区の南北を縦貫する路線のため、2030年の開業を目指してLRT化の計画が進行中です。

経路は両国駅の3番線ホームを出発、いったん千葉まで行き来た道を戻り、新小岩信号場(旧・新小岩操車場)から新金線に入り金町へ、そこから常磐線武蔵野線東北線経由で宇都宮に向かうというものです。宇都宮からの帰りはひたすら東北線を南下し、上野駅では地上13番線ホームに到着しました。

始まりは雨の両国駅。時間を見誤ってぎりぎりの到着となってしまいました。

旅の始まりを感じさせる3番線

あわただしく乗り込んで、ゆっくりする間もなく定刻通りに両国を出発、新小岩信号場に着くころには雨も上がってました。配線の都合で両国方面から新金線に直接入れないため、わざわざ千葉まで行って折り返しています。津田沼あたりでよかったんじゃあ…?千葉駅入線前には、黒砂信号場で停止する一幕もありました。

幕張本郷付近で京成線と並走

新小岩信号場で乗務員交代

信号場隣の私学事業団の運動場。区がスタジアム建設を計画

新小岩信号場でスイッチバックし、いよいよ旅のハイライトである新金線の走行です。最後部に陣取り、後面展望を楽しみました。

信号場を出発

中川の鉄橋を渡る

街中を走る。用地は複線分だが現状は単線

工場跡の再開発地わきを通り、金町駅に入線

中央部の4号車(サロハ:半室グリーン車)はグリーン室は未使用、普通室は展示スペースとして使用され、地元の小学生によるLRT関連の展示がされました。

車内ではジオラマも展示

たまでんも現代まで残ってたらLRTになってたんでしょうかね。

今回使用のきっぷ。JTB発行の契約(マル契)乗車票です。経路の都合で3枚になっています。

ゴム印なのに「常盤」と誤っているのは何故

順調に東北本線を北上し、13時過ぎに宇都宮に到着しました。

長くなったのでライトライン探訪は後編で。

お読みいただきありがとうございました