長月研究所の日記

鉄道、公共交通、旅行、その他。月1更新目標。

【Liminal Space】インターネット美学探訪その5・エアポートレールリンク マッカサン駅【タイ・バンコク】

⚠️注意!⚠️
今回取り上げる周辺は、昼間でも人気がないこともあり、治安がよくありません。
2026年8月には、日本人旅行者に対する強盗事件も発生しています。
夜の訪問は絶対に避け、昼間の訪問でも周囲には気を付けましょう。
当noteではいかなる損害に対しても責任を負えません。

現実世界でインターネット美学をさがす旅、始まります。

今回は海を越えて、タイ・バンコクからお送りします。

バンコクでは、スワンナプーム国際空港と都心を結ぶ高架鉄道路線「エアポートレールリンク(ARL)」が運行しています。
今回とりあげるマッカサン(Makkasan)駅は、地下鉄も乗り入れている、ARLの都心側の拠点駅です。
都心の乗換駅なので当然にぎわっていると思いきや、そこにはLiminal Spaceが広がっていました。

マッカサン駅は2010年、ARLの開業と同時に開設されました。
この駅は都心空港ターミナルとして大規模に整備され、空港とをノンストップで結ぶ急行列車の利用者向けに、チェックインや荷物の預け入れ機能が設けられました。
しかし2014年、急行列車の休止に伴い都心ターミナル機能は廃止され、現在では大きな駅舎が廃墟同然に残されています。

ja.wikipedia.org

地下鉄の駅があるラチャダーピセーク通り側は交通量も多く賑わっているのですが…

駅の北側には廃墟と化した駅舎(写真左)と、謎の空き地が広がっています。以前はこの空き地で夜市が開催されていたようですが、今は落書きされるなど荒れ果てています。冒頭の強盗事件もこちらで発生したとのことで、近づかず駅構内から眺めるにとどめましょう。

その西側には国鉄のマッカサン工場が広がっており、草地に列車が留置されています。大都会バンコクの都心部だというのにどこかのどかです(ARL車内から撮影)。

駅構内もこのように薄暗くがらんどうで、Liminal感があります。なぜこんなに広いかというと、写真手前・外側線が各駅停車用、奥・内側線が急行列車用で乗り場が分かれていたからです。急行列車亡き今となっては完全に無用の長物で、車両の留置場となっています。

この駅舎、完全に廃墟というわけではなく、一部は駅構内の通路として開放されています。

ガラス張りの箇所もあり、天井も高く開放的ではあるものの、電気も点いておらず、昼間でも薄暗い印象を受けます(カメラの都合上余計に暗く写っています)。

急行列車乗り場だった場所はロープで閉鎖され、立ち入ることもできなくなっています。

乗客、特に外国人観光客の大多数は2番出口から地下鉄(Mマーク)方面に向かうはずですから、そちらに人が流れており、駅舎側は閑散としているのでしょう。一応こちら側も1番出口に繋がっており、タクシーやGrab(配車サービス)の利用が可能です。

このARLですが、バンコク都内のもう一つの国際空港であるドンムアン、およびリゾート地パタヤにあるウタパオ国際空港への延伸計画があります。高速鉄道としての建設が決定しており、開業の暁には、当駅の休止設備も再利用されるようになるといいですね。

最後に、この記事を書くきっかけとなった動画を紹介して終わります。


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【Frutiger Aero】インターネット美学探訪その4・YUMESAKI GALLERY【神奈川県横浜市西区】

現実世界でインターネット美学をさがす旅、始まります。

dhasfaf.hateblo.jp

前回の記事で横浜みなとみらい21地区を紹介しましたが、今回は地区内にある、Frutiger Aero(FA)な場所を取り上げます。

というわけで、全国3000万のFAファン、そしてインターネット美学ファンの皆様、お待たせしました。
今回はついに!「YUMESAKI GALLERY」を紹介します! 

yumesaki-g.com

 

周辺は日産自動車や京浜急行電鉄の本社などが立ち並ぶ業務地区。最寄り駅はみなとみらい線新高島駅、および市営地下鉄ブルーライン高島町駅です。

今回は横浜駅からペデストリアンデッキを歩き、FA街並みを眺めながら訪問しました。

YUMESAKI GALLERYの中へ

ここは韓国LG電子の企業博物館で、同地にはほかにも研究施設が立地しています。2022年の開業以降、内装がFAな世界観を有しているとして、界隈では話題になっていました。

ギャラリーに入る前に、外のベンチの時点でこれですからね。否応なしに期待が高まります。

中に入ると、FAな地球と大画面モニター「Kinetic Art Wall」がお出迎え。
動画を撮影しましたのでどうぞご覧ください。


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館内は5つのエリアに別れています。それぞれ見ていきましょう。

旅立ちの島

まずは「旅立ちの島」。飛行船を飛ばして、海外へ旅行に行きます。

アフリカのアンゴラへ行き、クイズに答え、無事ステッカーを手に入れることができました。

色彩の島

続いて、色彩の島。

このカラフルな感じは、FAの派生美学であるFour Colors (Funky Seasons)を彷彿とさせますが、この透き通った(translucent)な感じが、やっぱりFAを感じますね。

さて、こちらでは世界各国に伝わるマークを選んでデジタル万華鏡を作ることができます。万華鏡はポストカードとして出力することも可能。

完成したのがこちら。ちょっとVectorbloomを思い出すような色合い?

音楽の島

続いては音楽の島。こちらでは、なんとリズムゲームで遊べます。

やってみたのですが、普段音ゲーをしないことや、身体全体を動かすこともあって、結構難しかったです。伝統音楽を音ゲーにするという発想は面白いと思いました。

それにしてもこのUI、Frutiger Aeroでありながら、オーロラやメタリックな質感もありますね。AIに聞いてみたら「Y3K Aesthetic」ではないかとのことでしたが、両者のハイブリッドに感じますね。

また、自分のスマホを使って楽曲を生成するというサービスもありましたが、こちらは使ってないのでよくわかりません、

天文の島

お次は天文の島。
ああ、もうこの感じ、ディスプレイの未来都市も合わせて、完全にFA。

劇場の中に入って、パノラマ映像によるクイズが楽しめます。
映し出される深海や未来都市などの風景は、完全にFA。ただ、どちらかというと派生美学のFrutiger Ecoも彷彿とさせます。

時間の島

最後は、時間の島です。


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ハングルが目立ちます。そういえばここ、LGの施設でしたね!

ここは「つなぐ」がテーマになっており、いくつかのモニターがあります。
ここではメッセージを紙に書いて、それを展示させたり。

こちらではまたしてもバーチャル旅行に行けます。バリといいながらも観光地ではなく一般の住宅を写しており、ただの観光ではなく、世界には様々な生活があるということを示しています。

旅を終えて

ここまで「YUMESAKI GALLERY」を旅してきましたが、一つ疑問に思うことがあります。なぜ、令和の現代にこのようなFA感満載の施設が登場したのでしょうか。

それを解き明かすヒントは、FAという美学の方向性にあります。2000年代当時、世間では地球温暖化がかなり問題視され、「エコロジー」ムーブメントが発生していました。「環境に優しい」というフレーズが盛んに用いられていたのを覚えている方も多いでしょう。

そんな中で登場したFAという美学は、自然とテクノロジーが調和した明るい未来を描いており、FAには「Frutiger Eco」という派生美学もあるように、FAと言う美学の流行と、社会や企業による地球環境への関心の高さ、この二つが同時期に存在したのは、偶然とは言い切れない気がします。

そして、2020年代の現在。00年代の「エコ」「環境に優しい」といった概念は、「SDGs」へと発展的解消を遂げました。この施設でも、世界の多様性や環境の持続可能性など、SDGsを意識させるようなアトラクションが多数用意されています。

いわばこの施設は、FA的な未来像を、00年代の「エコロジー」ではなく20年代の「SDGs」の観点で再解釈したものと言えるのではないのでしょうか。

ところで、FAなストック画像を多く制作したことで知られるアサダルも、LGと同じく韓国の企業なんですよね。意外なところからFAと韓国のつながりが見えてきますが、それに関しては記事を改めることとしましょう。

【Frutiger Aero】インターネット美学探訪その3・横浜みなとみらい21&臨港パーク【神奈川県横浜市西区】

現実世界でインターネット美学をさがす旅、始まります。

Frutiger Aeroは実在した!?

Frutiger Aero(以下FA)は視覚に基づいた美学であるため、様々なビジュアルイメージが付随しており、高層ビル群や緑地、海、(抽象化された)地球、熱帯魚、シャボン玉、青空、光沢…といったモチーフと関連付けられることが多い…というのは、インターネット美学ファンの方には今更説明するまでもないでしょう。色遣いとしてはざっくり青、緑、白系統が中心。具体的には以下の画像(いずれもAesthetics Wikiより転載)のような感じですが、どれも合成して作られた画像で、このような風景がそっくりそのまま存在するわけではありません。

しかし、このような「約束された未来 (The Future We Were Promised)」は実在するのでしょうか?
実在するんだな、これが。

と、その前に。この記事を読むにあたって推奨のBGMを置いときますね。


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「約束された港の未来」

場所は日本を代表する港湾都市横浜。その中心部にある再開発地区「横浜みなとみらい21」(以下、みなとみらい)です。
…といっても、フレアやシャボン玉が飛んでいたり、水滴がこぼれているわけではありませんが(笑)。

minatomirai21.com 

www.pacifico.co.jp

まず、みなとみらいの成り立ちについて説明します。
横浜市の都心部は、中華街や市役所のある旧市街・関内と、横浜駅を中心とする新市街の2つに分かれており、これは今も変わりません。
両者の間には、造船所や貨物駅・操車場、埠頭などが広がっていましたが、これらを郊外に移転し2大都心を一体化。都心の機能や横浜の自立性を強化するという目的のもとに、1980年代から再開発が行われました。
現在、みなとみらいにはオフィス、文化施設、商業施設、タワーマンション、公園などが整備され、多くの人でにぎわっています。主要な施設として、パシフィコ横浜やKアリーナ横浜といった展示場・コンサートホール、かつて日本一の高さを誇った横浜ランドマークタワー、日産自動車の本社などが挙げられます。2004年には地下鉄のみなとみらい線が開通。東急東横線と直通し、東京方面と結ばれています。

YouTubeでFAなど、実在するインターネット美学的なスポットを巡った動画を投稿している「ジジの資料保管庫」さんも、神戸の六甲アイランドなどの動画を投稿されていますが、こちらも80~90年代に開発された臨海計画都市ということで、街のコンセプトとしては似ており、「あり得たはずの未来」を見出すというFAの美学ともかなり相性がいいわけです。
そう、あの頃はそのような未来が実在し、それがいまだに、このような場所に残っているのです。

みなとみらいを歩いてみよう

みなとみらい線 みなとみらい駅1番出口から海に向かって歩くと、タワーマンションやオフィスビルが立ち並ぶ風景が広がっています。丸みを帯びたビルが多数見受けられますが、個人的に角ばったビルよりもこちらのほうがFAっぽさを感じる気がします。3枚目に映っているのは「けいゆう病院」で、こういう施があるのも、FAと近しい美学のCleancoreを想起させ、FAらしさを引き出すのに繋がっているような気がします。

パシフィコ横浜を通り抜けて、臨港パークに向かいます。

臨港パークに入ると、公園なのもあって緑が広がっています。海沿いにあるのも相まって、FA度の急上昇を感じます。

こうして見ると、もう完全にFAの世界ですね。石畳のグレーは無視します。

ランドマークタワーやインターコンチネンタルホテル(真ん中の丸みを帯びた建物)といった特徴的な建物、そして海と緑。横浜らしい風景ですね。

インターコンチネンタルホテルとその近辺。美学としては、ちょっとFAとは違うかもしれませんが、色合いや雰囲気は往時のWindowsっぽさも感じます。

臨港パーク内先端部の整備イメージ。これもちょっとFAっぽい。工事中のため入れず。

緑多めのカットも。桜が入ると映えますが、FAからは少し外れてしまう気も。

臨港パークを離れ、みなとみらい駅方面に戻ってきました。2枚目、段々状のラインを描くクイーンズタワーの3棟がいい味出してます。
1枚目には遊園地のコスモワールドも見えますが、こちらはDreamcore的な空間が広がっていると後から知ったので、追加訪問したいところですね。

臨港パークもそうですが、人通りはそこそこあります。にもかかわらず、昼下がりというのもあってか、妙に静かでLiminalな感じが強いです。ただ、Liminal Spaceとは違い、広々した空間で音が拡散しているがゆえの静けさが、安心感を与えます。Liminal SpaceやDreamcoreのような「どこかぼやけた・あいまいな世界」とは違い、風景がやたらパキッとしてるんですよ。これも、作られた街の無機質な風景が引き起こさせているのでしょうか。

遠くJR桜木町駅前のビル「ヒューリックみなとみらい」も見えます。こちらも丸みを帯びた外観で、どことなくFAを感じる。

みなとみらい駅に直結するショッピングセンター「クイーンズスクエア横浜」と、その内部にあるクイーンモール。こちらもFAというよりはLiminal Spaceに近いかもしれませんが、白い内装がどこか涼し気です。

クイーンズスクエアとランドマークタワーに挟まれた「ヨーヨー広場」から始まり、みなとみらい中心部を貫く「グランモール軸」。海岸からは離れますが、緑も多く、FAな計画都市らしいヴァイブスを感じられます。3枚目はTechnozenっぽさもあるような。

まとめ:「約束された未来」その現実とイメージの境界線

こうして見ると、FAを想起させる風景においては

  • 概ね80~00年代ころに建てられた、白基調、あるいはガラス張りのビル(特に丸みを帯びたもの)

  • 公園などの緑地、あるいはビル緑化

  • 水辺

  • 晴天、陽光

  • 金属

といった要素がカギとなってくるんじゃないかなと思います。

ですが、果たしてこの風景が本当にFAなのか、それとも自分自身がFAを実在地に見出しているのかは、気になるところです。そう考えると、どこまでが現実でどこからがイメージなのかわからなくなってきますね。
いずれにせよ、「約束された未来」の残り香があったのは確かです。

「みなとみらい」という場所は、そのような「現実とイメージ」「過去と未来」の境界線に立っている場所ともいえるわけです。これはまさに、インターネット美学の特徴でもあります。

ちなみに、みなとみらいには他にも重要なFAスポットがあります。FA界隈では有名で、実在スポットとしては真っ先に名前が挙がる「あの場所」です。
次回はそちらを取り上げていきますので、お楽しみに。

【Frutiger Aero】インターネット美学探訪その2・akiba:F献血ルーム【東京都千代田区】

現実世界でインターネット美学をさがす旅、始まります。

東京・秋葉原。
日本を代表する電気とオタクの町の一角に、Frutiger Aeroな献血ルームがあります。

www.bs.jrc.or.jp

JR秋葉原駅の電気街口を出て、南に歩くこと1分。雑居ビル「朝風二号館ビル」の5階にあります。

中に入ると待合室になっています。
真ん中に大きな円形状のディスプレイ空間があり、壁際は漫画本が所狭しと並べられています。

室内は間接照明が多く使われているほか、光沢感のある壁やガラス、黄緑色の座面など、ところどころにFrutiger Aeroを感じることができます。

展示は定期的に模様替えをしているようで、訪問時はウルトラマン関連の展示がなされていました。このあたりにも秋葉原らしさを感じますね。

壁面にガラスや鏡も多用されており、さほど広くない室内でも圧迫感を与えず、献血会場として和らいだ雰囲気を出すことに成功しています。

それにしても椅子が多い。献血受けない人が休憩してもバレなさそう…。

なお、自分は諸事情により献血を受けられなかったため、献血空間内部の写真はありません。ごめんなさい。

【Frutiger Aero/Technozen】インターネット美学探訪その1・toggle cafe【東京都千代田区】

現実世界でインターネット美学をさがす旅、始まります。

みなさんは、インターネット美学という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

簡単に言えば「おもにネット上で再発見・体系化された、ビジュアルや音楽のスタイルや雰囲気」といったとこでしょうか。

うまく説明できませんが、VaporwaveやLiminalspace、Y2K Futurism、Frutiger Aeroといった言葉を聞けばなんとなく想像がつく方も多いのではないでしょうか。

インターネット美学は日々発見され体系化されており、これらについてまとめたWebサイトも多数存在します。

aesthetics.fandom.com

scrapbox.io

私もインターネット美学の大ファンで、特にFrutiger Aeroが好きです。
この「インターネット美学探訪」では、現実に存在するインターネット美学を感じられる場所を取り上げていきたいと思います。

記念すべき第一回は、東京都千代田区飯田橋に所在する「toggle cafe」です。
場所はJR中央線の飯田橋駅と水道橋駅の中間あたり。東京ドームの目と鼻の先にある、toggle hotelというホテルに併設されたカフェです。
どうも、ここは「Frutiger Aero」(以下FA)を感じられる場所、らしいのですが…

www.togglehotel.com

地下鉄飯田橋駅のA1出口(向かいにはJRの東口)を出て逆方向、線路沿いに進みます。

5分くらい歩くと、線路と首都高速に挟まれたあたりに、パステルカラーの建物が見えてきます。これがtoggle hotelになります。

どちらかというと水道橋駅のほうが近く、JRの西口が目と鼻の先です。地下鉄三田線はもう少し歩きます。

9階に宿泊受付とカフェがあります。表記もスタイリッシュでオシャレです。

内装はこんな感じ。白と緑の2色に分けられており、中央にカウンターがあるスタイルです。

逆方向から見るとこんな感じ。これだけだと正直、FA感はあまり感じられません。しかし…

緑色部分に着目してみると、ちょっとFAっぽさを感じませんか?

こうして観葉植物を入れて窓から外を撮ってみると、晴天なのもあってかなりFAですね。ちなみに、写っているビルは東京ドームシティです。

ただ、このシンプルさを重視した内装は、FAと関連付けられる美学のTechnozenに通ずるものもあるかな、と。

テラス席も設置されており、こちらもなかなかFA/Technozenな雰囲気が漂っています。残念ながら今回は座れなかったのですが、きっと気持ちのいい喫食ができることでしょう。

エレベーターホールもFA/Technozenな雰囲気が強く、細かいところまで目が離せません。

サンドイッチやドリップコーヒーがそれぞれ500円と、このようなカフェにしてはお手頃な価格なのも特徴。SNSをフォローしていると1割引となります。なお、現金決済には対応していません。

今回はフルーツサンドと日替わりのサンドイッチ(チキン)、ドリップコーヒーをいただきました。合計1500円-SNS割引で、1350円也。

FAな空間でいただくコーヒーとサンドイッチは格別の味わいでした。

インターネット美学を抜きにしても、駅近で使い勝手もよく、とてもおすすめできるカフェです。20時まで営業していますので、夜景を眺めに再訪したいと思います。

台北・西門町のマスコットキャラ「林黙娘」

長月研究所」の「まちキャラ図鑑」より、台北西門町のマスコットキャラ「林黙娘」についてお送りします。

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林黙娘(リンモーニャン)は、台北の繁華街・西門町のキャラクター。台湾や中国で信仰されている道教の女神「媽祖」をモチーフとしている。
もとは台湾の漫画「冥戦録(作:韋宗成)」の登場人物で、第1話に西門町が登場したことがきっかけとなった(主人公と林黙娘が出会う場所でもある)。

西門町公式HP(中国語)
冥戦録公式HP(中国語)
「冥戦録」紹介ページ(日本語)

西門町の通りにはこのようなポスターが掲示されている(韋宗成による)。「怪物彈珠(モンスターストライク)」も人気な模様 夜の西門町でお出迎え

日本のアニメーター・渡辺明夫(ぽよよん♥ろっく)によるイラスト  

夜間は西門町に設置された円柱がライトアップされていた

車止めにも。あらかわいい 桃園機場捷運 台北駅への通路にも居ました

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西門町は日本人が多く訪れる繁華街というのもあり、林黙娘はそこそこ知名度があるのではないかと思いますが、既存漫画のキャラだということはあまり知られていないのではないでしょうか(日本でも類例がありますね)。「冥戦録」含め、最近では日本でも台湾の漫画が刊行されるようになってきており、注目度が高まっています。

お読みいただきありがとうございました。

台湾高雄地下鉄のマスコットキャラ「高捷(たかめ)少女」

長月研究所」の「まちキャラ図鑑」より、台湾南部高雄市の地下鉄のキャラクター「たかめ少女」の記事をお送りします。

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高捷少女(K.R.T.Girls)は、台湾南部・高雄市を走る地下鉄、高雄捷運(KRT)のキャラクター。日本語では「たかめしょうじょ」と読む。これは、「トロ」から取ったそうな。
ライトノベルが日本でも刊行されたり、初音ミクやにゃんこ大戦争ともコラボしたりするなど、じわじわと知名度が伸びている模様…?

高捷少女公式サイト(中国語)
高捷少女公式Facebook(中国語)
制作元の希萌創意(Simon Creative)による紹介ページ(日本語) -初夏的東港之櫻、魔法少女iPASSなども手掛けた。

空港に到着して、地下鉄の駅に降り立って、いきなりこれである。キャラクター名は「艾米莉亞(エミリア)」 駅構内の美しさで有名な美麗島駅構内の、飲食禁止である旨を掲示した看板。キャラクター名は「小穹(シャオチョン/Sora)」 おなじく美麗島駅構内の、周辺スポットを案内する看板。ミニスカートを穿いた、かなり意欲的なキャラクターデザイン

マナー啓発ポスター。日本漫画のパロディが随所に… ライトレール(軽軌)の駅にもいます(哈瑪星駅)

こちらは「婕兒(ジェアー)」エンジニアであり、服装も作業着。 「耐耐(ナナ)」ネット歌手として活動しているが対人恐怖症らしい。これらの等身大パネルや自販機は美麗島駅に置かれている グッズ自販機やメダルマシーンの置かれた一角。なぜかちびまる子も(何らかのコラボだったかな)

なんとプリクラもある。男性キャラが写っているが、「飛揚(フェイヤン/Fly)」と思われる。
高捷少年」としても活躍
こちらは「雅朵(ヤードゥオ)」。飛揚とともに、スマートフォン向けゲームアプリ「高捷戀旅」に登場する。 鹽埕埔駅で利用客を案内する雅朵

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高捷少女のキャラクターは訪問時よりも増えているようなので、パネルなども追加されているかもしれません。

お読みいただきありがとうございました。

台北駅で見かけた台湾のゆるキャラ「九藏喵窩(DNAXCAT・猫のくらちゃん)」

HP「長月研究所」で公開していた「まちキャラ図鑑」より、台湾の猫系ゆるキャラ「九藏喵窩」についての記事をお送りします。台北駅の地下に多数生息していました。

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九藏喵窩(DNAXCAT:じょうざんみゃおうお、日本名:猫のくらちゃん)は、ネコのキャラクターを中心としたコンテンツ。製作元の同人サークル名称でもある。
台北駅に隣接する「台北地下街」の公式キャラクターに採用されているほか、台湾政府ともコラボしている。
日本でもテレビアニメが放送されたり、ゆるキャラグランプリに参加したりするなど、活動の幅を広げている。

九藏喵窩公式HP(中国語)
「猫のくらちゃん」日本代理店HP
アニメ「ネコのクラちゃん Ordinary days」公式サイト

台北地下街では至る所で目にすることができる。

桃園機場捷運と台北捷運、双方の台北駅を連絡する通路にもいる。 料理が得意なキャラなのだろうか?

セールの宣伝にも使われているようだ。 様々なキャラクターが入り乱れる。

円柱にも巻き付いておる。

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お読みいただきありがとうございました。

2015~2018年の台湾の街中で見かけたキャラクターたち

以前「長月研究所」で公開していた「まちキャラ図鑑」より、2015~2018年の台湾の街中で見かけたキャラクターを紹介していきます。なお、以下のキャラクター群は別個記事を作成していますので、ご参照ください。

dhasfaf.hateblo.jp

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※これらのページに掲載している写真はすべて、キャラクターを紹介するためのものであり、特定の企業や団体の宣伝をするものではありません。

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高雄の繁華街・新堀江にあるメイド喫茶の看板。 台南市街地で発見した、「海軍カレー」のお店の看板。どうみても某ゲームのキャラクターにしか見えないが…。上には舞鶴まであるし 台北捷運・西門駅にて。地下鉄の駅を巡ってキャラクターを集めるゲームのようだ。少々キャラが不気味に見える…。

高雄を拠点とする交通ICカード、一卡通(iPASS)のキャラクター、魔法少女iPASSより「小帕(シャオパー)」(両方とも?)。台北・市政府界隈で、クレカ紐付けタイプのカードを販売していた。 おなじく市政府付近で見かけた巨大看板。広告募集中ということだろうか。 カラコンの宣伝のようです。台北駅南側の許昌路付近にて。

桃園機場捷運台北駅に向かう通路にて。九藏喵窩をはじめ、台湾キャラクターブランドライセンス協会(台灣角色品牌授權協會、TCBLA)のキャラクターたちが勢ぞろい。なかには林黙娘の姿も…。ケモキャラ多くないか?(それを言ったら日本も…) 脱力系。松江南京駅だったと思う。 南部枋寮のバス駅にて。魔法少女風キャラクターを用いた、振り込め詐欺防止ラッピングと思われる。

西部・斗南駅にて。ううむ。。。 斗南の近く、シュガー・トレインで有名な虎尾のゆるキャラ。地名の通り「トラ」 西部・彰化県の、社頭駅前にある「台湾織襪文物館」の看板。この地域で生産が盛んな靴下の博物館とのこと。

こちらは、PP自強号のファミリー向け車両に描かれていたもの。同列車の機関車を擬人化したキャラクター。 社頭にある、鉄道をテーマにした食堂「福井食堂」にて。台湾糖業公司の軽便車両135号車をモデルにしたキャラクター。PP自強のキャラともども、イラストを担当した康學鳳氏のFacebookで紹介されている。

電子製品や書店、オタク系店舗などが入居し「台湾の秋葉原」の異名を持つ光華商場のキャラクター、光華娘。

南部・東港にある水産市場にて。「初夏的東港之櫻」と称したキャラクターコンテンツを展開。キャラクター名は「絢櫻」

光華商場にある、Wacom台湾法人の店舗。ここでも萌えキャラが。

台北の書店街・公館にある、同人誌ショップ「綠林寮」のオリジナルキャラクターらしい。日本語では「みどりちゃん」と呼ばれている模様。

※「綠林寮」は日本の漫画「ここはグリーン・ウッド」のこと。

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補足

駅構内禁煙広告には複数種類があるようで、このようにまとも(?)なデザインのものも

前述の「綠林寮」店舗前の様子。手前のパネルは綠林寮オリジナルのコンテンツと思われる
前述のPP自強号ファミリー向け車両のラッピング。台鉄キャラクターのTERUおよびHANA、その他動物キャラクターが多数ラッピングされている

お読みいただきありがとうございました。

亀有信用金庫のキャラクターとラッピングバス(東京都葛飾区)

以前HP「長月研究所」のほうで「まちキャラ図鑑」なるコンテンツを公開していました。街中で見かけたキャラクターを紹介するという趣旨のものでしたが、恥ずかしくなったので閉鎖してしまいました。ですが公開しないのも勿体ないので、今回はそちらより、亀有信用金庫のキャラクターについての記事をお送りします。

※当ページは亀有信用金庫様、日立自動車交通様およびその他企業・個人などとは一切関係ありません。

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東京都葛飾区亀有に本店を置く亀有信用金庫では、2004年よりマスコットキャラクターの「夢叶(ゆめか)」と「友亀(ゆうき)」を採用している。 夢叶は同信金が提供する住宅ローンの名称でもある。
作者はここまひ

関連リンク

亀有信用金庫
キャラクター紹介ページ(Webアーカイブ)
葛飾区コミュニティバス「レインボーかつしか」(日立自動車交通グループ公式サイト内)

信金は2020年に100周年を迎えた。イベントなども開催され、キャラクターグッズも配布されたようだ。

省エネへの取り組みを示すモニターなど、様々なところにキャラクターが使われている。

葛飾区のコミュニティバス「レインボーかつしか」(運行:日立自動車交通)で走っている広告ラッピングバス。その歴史は長く、2006年の時点で運行されているのが確認されている。

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最後に紹介したバスですが、当該の車両はすでに運行を終了しているようで、新たに二代目となる車両が足立区のコミュニティバス「はるかぜ」で走っているようです。

お読みいただきありがとうございました。

 

温州軌道交通S1号線(中国浙江省温州市)

皆様こんにちは。今回は、中国の特徴的な地下鉄について取り上げたいと思います。
なお、2019年3月訪問のため、2025年時点では古い情報が含まれますのでご了承ください。

商売に長けていることから東洋のユダヤ人ともよばれ、世界中で活躍する「温州商人」。その出身地である温州市は、中国浙江省東南部に位置し、人口953万人を数える浙江省第二位の大都市です。

当市には中国国鉄系列の鉄道網とは別に「温州軌道交通」とよばれる地下鉄があり、2025年現在2路線が運行されています。地下鉄といいましたが、実際は地上・高架区間が主体です。市街地や住宅地をこまめに結ぶというよりは、長距離鉄道駅や空港、温州市内の各市街地*1といった拠点的な場所を結ぶという性格の強い路線です。ですから、日本でいうところの地下鉄というよりは、もうちょっとJRの在来線とかに近い性格の路線かもしれませんね。

2路線のうち、S1線は市街地西部の桐嶺から温州南駅、金温鉄路に沿って温州駅*2、龍湾国際空港を経由し、東側の沿岸部に位置する双瓯大道に至る路線です。訪問時は、桐嶺から空港の手前の奥体中心(Olympic Center)までの開業でした。S2線は温州市北部の楽清市と市街地の南に位置する瑞安市を結ぶ路線で、こちらの方は訪問時未開業でした。現在、両者は空港駅で乗り換えられます。その他、温州駅から南下するS3号線など、複数路線が建設・計画中です。

高速鉄道(高鉄)で温州南駅から現地入りしました。駅の営業時間(≒列車の運行時間)は6:23~21:13で、日本の都市部に比べるとかなり短いですね。

バスで温州駅近くへ移動し、投宿。温州駅付近は市街地からは遠いですが、高層ビルが建ち並び、交通も多く活気があります。

翌朝。温州駅にS1号線の駅がないため、バスに飛び乗り近くの駅へ。特に行先なども見ず適当に飛び乗ったところ、徳政駅に行くことができました。駅周辺は開発中のようで建物が少ない一方、歴史のありそうな寺社のような建造物と真新しい高層ビルが同居する、中国らしいちぐはぐな光景が。駅舎も市内電車にしてはかなり大きく、これもまた中国らしい風景です。

駅構内の案内看板や乗車券、券売機など
駅構内の案内サインやモニター表示

徳政駅から電車に乗り、当時終着駅だった奥体中心駅に向かいます。

地下鉄にしてはやけにかっこいい、流線形の車体が映えるこの車両。じつは、中国高速鉄道(CRH)の仲間なのです。具体的には、近郊・短距離向けに作られているCRH6系列のうち、都市内鉄道向けに設計されたCinovaシリーズのCinova-140と呼ばれるタイプの車両で、GSYE10という形式名を名乗っています。その名の通り最高時速が140kmとなっています。車内はクロスシートロングシートが組み合わさり、ロングシートだけの一般地下鉄に比べると長距離仕様となっています。

車内のようす。ロングシートクロスシートが交互に並ぶ
金温鉄路と並走する沿線は、絶賛開発中の一方緑も多い
券売機の表示と奥体中心駅のようす

当時終点だった奥体中心(Olympic Center)駅まで行き、散策しました。駅周辺は高層マンションが立ち並ぶ、中国らしい新興住宅地で、まだまだ開発中のようでした。

奥体中心駅付近のようす。高級そうな住宅地が広がる

特にすることもないので、引き返します。途中三垟湿地駅と恵民路駅で軽く駅撮りをしました。

三垟湿地駅の駅名標。書体は数種類使われているようだ

三垟湿地駅にて。駅付近の線路はシェルターで覆われている。冒頭の写真もこちらで撮影

恵民路駅にて。雨が降ってきて焦りました

その後は、高鉄に乗るべく動車南へ移動しました。2025年になっても、温州駅には駅が設置されてないようです。

温州駅を華麗にスルー。そして、ゆりかもめには乗り換えられない新橋駅
ラッピング電車に乗って動車南駅へ。広くて綺麗な駅構内

温州南駅から高鉄に乗り、国際商貿城のある義烏に向かいました。

写真主体になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。

*1:中国の市(地級市)は規模が大きく、その下に別途市や県があったりする

*2:現在この位置に駅は未設置

エベレストトレッキング旅行記をカクヨムで連載しています

皆さんこんにちは。

今年に入ってから更新頻度を上げようと思ったもののいろいろ忙しいのもあってなかなか進んでおりません。月1更新すらできてないのはどういうことなんだ!

言い訳は置いておきまして。昨年秋にネパールでエベレストトレッキングをしてきたのですが、その旅行記を小説投稿サイトのカクヨムにて連載しています。

kakuyomu.jp

写真はカラ・パタールから望むエベレスト(左)になります。トレッキングとは整備された山道を進むハイキングのようなもので、エベレストそのものに登頂したわけではありません。あくまで見に行っただけなのです。

こちらの旅行記ですが、小説サイトなので基本的に画像が添付できず、もっぱら文章での描写がメインになります。言語だけで魅力を伝えるのは難しいなと感じますね。これとは別に小説も書いていますが文章表現というのは大変力がいる作業です。日本語能力があるから誰でもできるというものではないと実感させられました……。

というわけで、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。コメントなんかもいただけると励みになりますのでよろしくお願いいただければと思います(笑)。

香港MTR東鉄線を手軽に撮影する

皆様こんにちは。

先日、日本でも公開され人気を博している映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」のセット展示を観るために香港に飛びました(その記事は後日書きます)

その際、簡単にMTR(地下鉄)東鉄線の撮り鉄に行ってきましたので、レポートします。

粉嶺駅南側の有名撮影地

東鉄線沿線の撮影地を調べてみると、真っ先にこの地点が出てきました。香港中心部から離れた粉嶺駅から南方に10分ほど歩いた位置にある跨線橋です。中国広州とを結ぶ国際列車がよく撮れるらしいですが、現在運転しておらず……。しかしこの地点は背景に緑も多く、梅?の花も咲いており、とても眺めのいい場所です。

このように、背景の山や脇の高層マンションを交えて撮影することもできます。大都会のイメージのある香港で電車を入れてこのような風景を撮れるのも貴重ですね。

Googleマップでの位置情報はこちら

沙田駅北側の撮影地

続いての撮影地は、競馬で有名な沙田地区にある地点です。沙田駅から北側に10分強歩いた場所にあるスポットで、跨線橋の上から撮影ができます。全体的に張り巡らされた金網の一部が、撮ってくださいとばかりに切り取られています。

背景には龍華飯店なるホテルがあり、中華らしい風景が撮影できます。

ただ、今の東鉄線は車種が1種類(R-Train、韓国ロテム製)なんですよね…以前メトロキャメル電車やKTT(香港~広州間特急)が走っていた頃に来ればよかったなと思います。

Googleマップでの位置情報はこちら

おまけ:顯徑駅で屯馬線を撮る

屯馬線を気軽に撮りたい場合は顯徑駅がおすすめ。紅磡方面行ホームの大圍方ホーム端から、駅に入線してくる電車をホームドアのスクリーン越しに撮ることができます。

近車・川重製SP1900と、中国中車長春製「偽1900」

お読みいただきありがとうございました。

マニラの都市鉄道で軽く撮り鉄

マニラの都市鉄道について

こんにちは。先日フィリピンのマニラに行ってきました。自由時間は少なかったですが、都市鉄道(LRT/MRT)の撮り鉄や観光をしてきました。

マニラにはLRT(1号線、2号線)とMRT(3号線)の都市鉄道路線があります。いずれも地上・高架主体で、地下区間はほとんどありません。このあたり、バンコクスカイトレインやクアラルンプールのLRTのような、東南アジアの都市鉄道らしさを感じます(このほかにPNR(国鉄)も都市圏輸送に使われているが、改修に伴う運休のため未訪問)。

各路線とも独立した運賃体系をとっており、きっぷは都度買うか、ICカードbeepを使うことになります。クレジットカードやQR決済などには対応してません。自販機はコインのみ対応のためか窓口が結構混雑しているので、できればbeepを買うことをおすすめします。余談ですが、3号線の駅でbeepを買おうとしたところ、午前のみの発売と言われました。2号線は午後でも買えました(1号線は未確認)。ご利用の際はお気を付けください。また、駅入場の際男女別に荷物検査があります。駅によっては方面別に改札が別れており、日本と違い左側通行のため、入場時には注意が必要です。また、いずれの路線も10時台には終了してしまいますので、お気をつけて。

beepカード

撮り鉄ガチ勢ではないので写真のクオリティはご容赦ください…。

今回の撮り鉄にあたって以下のサイトを参考にしました。この場を借りてお礼申し上げます。

2427junction.com

www.uraken.net

1号線

1号線は中華街のあるビノンドや旧城塞のイントラムロス、バックパッカーの聖地エルミタ、空港に近いバクラランなどのマニラ旧市街地を縦断する路線ですね。1984年に最初の区間(Baclaran - Central Terminal)が開業した、マニラはおろか東南アジアのLRT・MRTでも最古の路線になります。その分車両のバリエーションも豊富で、4種類の車両が活躍しています。時間の都合か、初期2車種(1000 class、1100 class)は出会えませんでしたが、後期2車種(日車・近車製の1200 class、およびスペインCAF製13000 class)はバッチリおさえました。

車両はライトレール規格で比較的車体が小さいので、輸送力はあまり高くありません。ですがコンパクトさゆえの高架線の建物との近さや駅の古臭さ、妙に低いホームとそのホームと高さの合わないドアなど、乗ってて楽しい路線でもあります。

1号線の撮影は、3号線との接続駅であるEDSA駅近辺がおすすめです。駅上空の跨線橋やMetropoint Mall入り口近くのスペースがカーブを交えて編成を収めやすいです。人通りが多く、ホームレスもいますので安全にはお気を付けて。

EDSA駅の跨線橋からのカット

跨線橋のすぐ近く、Metropoint Mall入り口付近からのカット

2号線・3号線に比べると駅撮りも比較的容易。ごちゃごちゃした東南アジアの市街地と絡めて撮ってみるのも良し(United Nationsにて)

13000 class車両外面の、LRTAと運輸省(DOTr)のロゴマーク

13000 class車内の、CAFとJICAのロゴ

1200 class車内の銘板と日本ODAのマーク

 

1号線駅構内の案内看板、路線図など

1号線駅構内の改札口と運賃表

2号線

2号線は、旧市街地のレクト(1号線に接続)から概ねオーロラ・ブルバードに沿って東に延び、郊外のケソンやアンティポロを結ぶ、2003年開業のマニラでは最新の路線です。2021年にはサントランからアンティポロへ延伸し、メトロ・マニラの外に伸びました。ですが車内の自動放送は延伸前のままで、サントランを過ぎると案内放送が肉声のみになります。

ライトレール規格の1号線・3号線と違い、より大型の車両が使われ輸送力が大きいというのが特徴です(1両当たり約23m。英語版Wikipediaによると香港MTRと同じサイズとか)。それでも4両なので混雑していますが。車両は現代ロテム/東芝製で、なるほどソウルで見かけたトングリにそっくりな顔をしています。

行先表示は車両の両側でそれぞれの起終点の駅名を表示しており、合理的なのかやる気がないのか…といった感じですが、案の定サントラン表示になっており、こちらもアンティポロ延伸に対応していません。

さて、2号線(と3号線)の駅ではホーム上をうろついていると警備員に注意されますので、駅撮りはかなり難しいです。おとなしく電車を待ちましょう。

サントラン駅付近に、ショッピングモールとを結ぶ空中回廊があり、そこからの撮影が便利です。

空中回廊からサントラン駅方面を望むカット

空中回廊からマリキナ川方面を望むカット。奥に高層ビル群が見える

終点のアンティポロにて。この先は山地が広がっている

姉妹車?のトングリことKORAIL311000系(第二世代)

車内の銘板、および方向幕

クバオで交差する2号線と3号線の車両。ホームからなんとか撮影に成功!

 

建設への日本の支援を示す記念プレート

駅構内の案内看板など

駅構内および車内の路線図

3号線

3号線はEDSA通りに沿ってメトロ・マニラの新市街や、計画都市のケソン市を結ぶ路線です。1999~2000年にかけて現在の路線ができあがりました。沿線にはアヤラ・センターやオルティガス・センター、クバオ(アラネタ・センター)といった、ショッピングモールの立ち並ぶ新しい街が広がっています。やけに広々とした大通りの真ん中をゆくLRT車両はどこかアメリカンな雰囲気があります。ちなみにこの路線だけMRTを名乗っており、運営組織もLRTとは別です。

車両はチェコ・CKDタトラ製の3000 class。3車体連接の車両を3本連結した構成になっています。LRT規格のため輸送力が小さく、ラッシュ時には積み残しが深刻化していたり、起点タフト・アベニュー駅で入場に時間がかかったりと、課題の多い路線です。輸送力不足のためか、並行してEDSA Carouselと呼ばれるBRTが走っています。

タフト・アベニュー(1号線EDSA駅と接続)の1駅隣、マガリャネス駅での撮影がおすすめです。その他ブエンディア駅でも2階コンコース端から撮影ができました。編成写真には不向きですがアヤラセンターのビル群を絡めて撮影できます。また撮影はしていませんが、ケソン・アベニュー駅付近のペデストリアンデッキでも撮影ができそうです。

ガリャネス駅も、駅上空の跨線橋から撮影ができます。行った時はすぐ隣に警備員がいましたが、何も言われず安心して撮影することが出来ました。駅南側からの撮影の方が若干映える気がします。渋滞するEDSA通りの自動車と絡めて撮るのもよいでしょう。街路樹の葉が車両にかかりやすいので、工夫が必要です。

ガリャネス駅南側からのカット

ガリャネス駅北側からのカット

ガリャネス駅に入線する南行電車を無理やり撮影

ブエンディア駅のコンコース端からのカット

オルティガス駅に入線する列車。ホーム端には警備員がおり撮影は困難

オルティガス駅付近、SMメガモールのバス乗り場から撮影

車両内装。ハートのラッピングが施されている

3号線の片道乗車券

停車中の電車を改札口から望む

3号線の運賃表、案内看板、路線図など。路線図が更新されていない

ラッシュ時の混雑が著しい。2枚目は起点のタフト・アベニュー駅

日比共同で行われた、3号線改修工事の記念プレート。ドゥテルテ時代のBuild, Build, Buildプログラムによる

 

マニラでは現在、以上の3路線に加え、1号線・3号線のNorth Triangle Common Station (North Avenue)から郊外のケソンやブラカン州方面を結ぶ7号線、3号線に並行してケソンや新市街とニノイ・アキノ国際空港やPNR方面を結ぶ、日本が支援するMMS (Metro Manila Subway)などの路線が建設中です。他にも国鉄の南北通勤鉄道が工事中で、将来はマニラからクラーク国際空港や南郊のアラバン、カランバ方面へ日本(総車)製通勤電車が走る予定です。クラークへの空港アクセス特急も運行されるとのことで楽しみですね。

アヤラ駅構内に展示されている、MMSの工事模型

片側4~5車線の道路が縦横無尽に走りながらも、昼も夜も渋滞が絶えない世界有数の渋滞都市マニラ。一刻も早く都市鉄道網が整備され、渋滞が解消されるといいですね。これからもマニラの都市交通から目が離せません。

 

おまけ。バクララン近くのLRT車両基地に1200 class車両のモックアップ?が展示されています。タクシーからの撮影なのでうまく撮れていませんが、時間がある方は訪れてみてはいかがでしょう。

かつしか菖蒲めぐりバス

毎年5月~6月ごろ、東京都葛飾区の堀切菖蒲園では色とりどりのアヤメが見ごろを迎えます。それに合わせてかつしか菖蒲まつりが開催されており、普段は地味なこの下町もにぎわいを見せます。

この記事ではその菖蒲まつり…の時だけ走る臨時のバス路線を取り上げます。なお、データは2022年時点のものです。現在では情報が変わっている可能性がありますためご了承ください。

堀切菖蒲園駅前。この日は道路を封鎖して踊りの大会をしていたようです。

徒歩で堀切菖蒲園に移動。ここからバスが出ています。30分間隔で運行されています。

普段ここにバスは来ないのですが、「予約バス専用駐車場」の場所に、臨時で停留所が設けられていました。駐車場自体は、小さい広場みたいなスペースを活用した小規模なもので、荒川沿いの道路に隣接して設けられていました。

路線図です。このバスは普段走っている路線バスとはことなり、数キロ離れた複数のスポットをノンストップで結ぶというものです。堀切菖蒲園を起点に「しばられ地蔵」(水元公園近く)、「金町駅」(降車のみ)、「柴又帝釈天」、「亀有駅」を経由して、堀切菖蒲園に戻ってくるというルートになっています。車両は京成バス金町営業所のもので、子会社の京成タウンバスが走っている堀切地区での営業は珍しいです。

車内の案内表示。堀切菖蒲園の次のバス停、「しばられ地蔵」で降りました。

車両は特別ラッピング仕様でした。菖蒲まつりの名のとおり、菖蒲を基調に名所や祭りをあしらったものになっています。

バス停の名前にもなっているしばられ地蔵。地蔵様に縄がぐるぐると巻き付いており、姿が隠れてしまっています。

少し歩くと水元公園があります。こちらも綺麗に菖蒲などの花が咲いており、とても気持ちのいい公園でした。